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歯医者さんの待合室 

2017, 03. 05 (Sun) 00:30


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最近、真面目に歯医者さんに通っています。主に予約を取るのは午前中が多いのですが、はやっているのか時々酷く混んでいるときがあり、そんなときは待合室でずいぶん待つことになります。

その待合室にはどこもそうですがフルデジタルの大きな液晶テレビがあり、そこで映像が流れています。これが普通の内科や大きな総合病院でしたらふつうにBSでメジャーリーグを放送していたりニュースが流れていたりするのでしょうが、その歯科ではなぜか無音でブルーレイの映画を流しています。しかもいつも決まって同じタイトル。毎回同じものしかかかっていないので、みんな飽きてしまっているのか、待っている方たちももう誰も見ていません。あれはどういうことなんでしょう。

もしぼくならもうちょっと興味を引くような映像を流すのにと思いますが、でもすごく面白い話題の映画や最新の映画をばんばん流れしても、それはそれで困ったことになりそうですしね。名前を呼ばれたのに中座しづらくなったり、集中して気づかなかったりしては本末転倒ですし、やはり待合で流す映像は「ちょっと退屈なくらいがベスト」という判断の下で決められているのかもしれません。にしても、もうちょっと映像ソフトの数を増やしてもいいと思うんだけどなあ。何も黒澤明やジョン・フォードの映画を流せとは言いませんが。

いっそ昔のアニメなんか流したら小さな子が喜んでいいかも、などと思いましたが、そうなると今度はなんだか次第に「歯科の待合室」という静謐な場の雰囲気から外れていきますしね。通院されている方の大半がお年寄りだということを考えれば、やはり待合のソファーに腰を下ろし、自分の順番が来るまでまったりと時が過ぎていくを待つ今の「ゆるい」感じが正解なのかもしれません。

歯医者さんと言えば、ぼくが子どもの頃はすごく怖かったイメージがありますが、最新の4Kテレビで延々と高画質映画を流している今の歯医者さんは小さな子達の目にはどう映っているのだろう・・・。ふとそんなことを考えた一日でした。

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